INTERVIEW09
音楽著作権の管理


PEO
PLE
音楽事業本部
音楽著作権部
NAKANISHI
2021年入社 / 法学研究科
CHAPTER 01
幼い頃から音楽が好きで、学生時代は推しのアーティストのライブに行くことが何よりの楽しみでした。そんな中、大学と大学院で著作権法を含む知的財産法を学んでいたことから、それらの専門知識を活かしてエンタメビジネスに携わりたいと考えたのが、就職活動の出発点です。ホリプロに興味を持ったのは、歴史ある総合エンタメ企業として膨大なIP(知的財産)を有しており、自らの専門性を存分に発揮できる環境があると考えたためです。また選考の面接時の雰囲気が良く、表面的な情報だけでなく私個人の本質をしっかり見てくれていると感じたことが、入社の決め手となりました。自らの専門性をより一層磨きながら、自分に元気を与え続けてくれたエンタメ業界で新たな価値を創出していきたいと考え、キャリアの第一歩を踏み出しました。
音楽著作権部において、ホリプロが保有する多種多様な楽曲の管理と運用を担っています。具体的には、新曲の権利情報をJASRACへ届け出たり、作詞家・作曲家へ著作権使用料を分配したり、外部からの楽曲利用申請等に関する問い合わせに対応したり。私たちが担っているのは、単なる事務手続きではありません。ホリプロの大切なIPである楽曲の資産価値を最大化し、クリエイターへ確実に利益を還元する仕組みを回していく、いわば「楽曲のマネージャー」としての役割です。そのため、複雑な権利関係や契約内容を整理し、いかに楽曲の収益を伸ばしていくかという、戦略的な視点と論理的な判断が求められます。日々リリースされる新曲はもちろん、昭和から令和まで各時代を彩ってきた名曲を守り、多角的な運用を通じて新たな収益を生み出していく。ホリプロの収益基盤を根底から支える、責任とやりがいの大きな仕事です。
CHAPTER 02
自分が管理・運用に携わった楽曲が、ラジオやテレビで流れた時や、アーティストがライブで演奏している姿を実際に目にした時に、楽曲やアーティストの価値向上に貢献できたという確かな手応えを感じます。また、外部からのカバー使用申請において、自らが交渉や手続きを担当したカバー楽曲が無事に市場へリリースされた時も、大きなやりがいと喜びを感じますね。外部の方々にとっては、私たち著作権部の対応スピードや正確さが、そのままホリプロという会社のブランド評価に直結します。だからこそ、JASRACへの情報届け出や著作権使用料の分配といったあらゆる実務において、決してミスが許されないという強い緊張感を持って遂行しています。細部まで妥協しない緻密な実務の積み重ねが、アーティストとの強い信頼関係につながり、結果として素晴らしい音楽を世界へ広げる強固な基盤になると考えています。
楽曲の運用の一環として、当社に所属するアーティストのバンドスコアの制作・販売企画に挑戦しています。若い世代の軽音楽部などでコピーバンドの定番になれば、新たなファン層の獲得や継続的な利益化につながると考えたのです。しかし、バンドスコアを販売している出版社に制作を依頼したところ「市場が厳しい状況で売上が見込めない」とのことで断られてしまいました。「それならば自主制作して販売しよう」そう決断し、現在は関係各所と交渉を重ねながら、採算ラインを見極め、実現に向けたビジネススキームをゼロから構築している最中です。既存の枠組みに囚われず、新たな販路を開拓していく。課題に対し柔軟にアプローチを変えながら、利益を生み出す仕組みを創り上げるこのプロセスは、難易度が高い分だけ圧倒的な成長実感が得られる、非常にエキサイティングな挑戦だと感じています。
CHAPTER 03
専門学校の学生たちに、ホリプロが管理する昔の楽曲をカバーしてもらい、新たな音源としてリリースした産学連携のプロジェクトです。私はサポートメンバーとしての参加でしたが、IPビジネスの奥深さを肌で学ぶ貴重な機会となりました。学生たちに楽曲を聴き込んでもらい、現代風のアレンジを加えてもらうことで、過去の名曲が新たな息吹とともに蘇る。これは自社が保有する良質なIPの寿命を延ばし、後世へ残していくための非常に有効な施策です。同時に、学生たちにとっては自分のアレンジが公式にリリースされることが実績となり、就職活動における強力な武器にもなります。過去の資産から新たな収益を生み出すだけでなく、未来のクリエイターたちの糧になれたことは私自身の大きな喜びでもありましたね。エンタメの未来に確かな価値を提供できる、この仕事の面白さを実感した印象深い経験です。
現在の目標は、著作権部が担うすべての業務に精通し、ホリプロの大切なIP管理を安心して任せてもらえる存在になることです。当社の強みは、映画やドラマの制作から主題歌の権利管理までを自社で一貫して行える「総合力」にあります。だからこそ、著作権の専門知識を持つ私たちの存在は、あらゆる事業部の挑戦を支える強固な土台になると考えています。私は現在、出版業務(著作権)を中心に担当していますが、今後は原盤業務(音源)など新たな領域にも積極的にトライしていくつもりです。「権利や契約のことで迷ったら中西に聞こう」と部署の垣根を越えて頼られる存在を目指すとともに、これから入社してくる後輩にとっても、何でも気軽に相談できる質問されやすい先輩でありたいですね。確かな知識と経験を掛け合わせ、ホリプロが生み出す多様なコンテンツの価値をバックオフィスから最大化していきたいです。