「好き」の熱量と
数字に基づく戦略を武器に。
日本発の音楽で
世界へ挑む夢に近づく。

INTERVIEW04

アーティストプロデューサー(音楽)

PEO
PLE

音楽事業本部
音楽制作部

ITO

2022年入社 / 文学部

PROFILE
2022年〜 音楽制作部
今の仕事
音楽アーティストのプロデュース

ライトを浴びる側から、支える側へ。
新しい風を起こせるチャンスがあると確信。

CHAPTER 01

入社を決めた理由を教えてください。

小学生の頃から約10年間、ダンスに没頭していました。音楽アーティストのバックダンサーとしてステージに立つ機会もいただきましたが、活動を続ける中で私の心をとらえたのは、表舞台の華やかさよりも、その裏側で走り回り、ステージを力強く支えるスタッフたちの姿。インカムを付け、黒い服を着て、演者が輝くために奔走する。「そんなかっこいい大人になりたい」そう強く思い、支える側の道を志しました。就職活動では音楽レーベルも検討しましたが、ホリプロを選んだ一番の決め手は、音楽専門の会社ではないこと。歴史ある総合エンターテインメント企業でありながら、私の好きなボーイズグループなど特定のジャンルにおいては、まだ確固たる「色」が決まりきっていない。だからこそ、既存のルールや成功法をなぞるのではなく、自分の手でまだ見ぬ道を切り拓き、新しい風を起こせるチャンスがあると考え入社を決めました。

現在の仕事内容を教えてください。

音楽制作部で、ベテランバンドや新人グループなど音楽アーティストのプロデュースをしています。スケジュール管理や現場への帯同を行い、音楽アーティストが創作活動に集中できる環境を整える。そうした日々のサポートに加え、楽曲リリースの段取りから、ライブやSNSコンテンツの企画、活動に関わる予算の管理まで、クリエイティブとビジネスの両面から活動を支えています。仕事の根底にある大切なもの、それは何より音楽アーティストとの信頼関係です。立場は違っても、気軽に意見を交わし合える「対等なパートナー」でありたい。時には目指す方向性やライブの演出など、考えが食い違うこともありますが、とことん対話を重ねてお互いが納得できる形を探っていきます。困った時に本音で相談してもらえる家族のような安心感と、プロとしての距離感を両立させた存在でいられるよう心がけています。

始まりの瞬間に立ち会う誇り。
裁量の大きさを実感した実行委員の経験。

CHAPTER 02

成長につながった仕事は?

ホリプロ・タレント・スカウトキャラバンの実行委員に抜擢されたことです。第47回目となる2025年度は、当社初の男性ボーカルに特化した「Horipro Vocal Scout Caravan」としての開催。音楽制作部が主幹となる一大プロジェクトでした。数千人の応募者の中から、書類審査や地方予選、過酷な合宿審査を経て、デビューメンバーを選出する。通常の業務と並行しての激務でしたが、数多くの関係者を巻き込み大規模なプロジェクトを動かす経験で、ひと回り大きく成長できたような気がします。もちろん困難は数えきれないほどありましたが、チームで信頼関係を築き、一つの目標に突き進む楽しさ、音楽アーティストの始まりの瞬間に立ち会う誇りを感じることができました。現在は、そこで誕生したボーイズグループ「unløck」のSNSコンテンツ作成にも携わっています。若手であっても、会社の歴史に刻まれるプロジェクトの中枢を任せてもらえる。その裁量の大きさを、身をもって実感する経験でしたね。

日々の業務で意識していることは?

熱量と数字のバランスです。「ライブが好き」という気持ちが原点にあるので、客席の熱気や歓声を肌で感じる瞬間は、何にも代えがたい喜びです。しかし、感覚だけではビジネスとして継続できません。私はもともと数字が好きで、「なぜこの写真は反応が良いのか」「MVのどこがリピートされているか」など、SNSのインサイト分析を徹底的に行います。得られたデータは、その後の投稿のほか、グッズやチケットの販売計画、ライブのセットリストといった、次なる戦略を描き出すための根拠として活用します。感動を届けることと同時に、結果をきちんと積み上げていくこと。好きという熱量と、それを裏付ける数字、さらにそこから導き出す戦略の全てが揃って初めて、音楽アーティストを次のステージへ押し上げることができると考えています。

自分の好きや得意を存分に活かして。
日本発の音楽で世界に挑みたい。

CHAPTER 03

自分らしさが活きる瞬間は?

「プロデューサーだから私の役割はここまで」という線引きをせず、自分の好きや得意をフル活用できる時です。担当する音楽アーティストのグッズデザインを自分で描いて提案したり、SNS用のティザー動画を自分で編集することもあります。基本的にこれらの業務は外部に発注することが多いですが、昔から絵を描くことやものづくりが好きだったので、私は出来る範囲で自ら対応するようにしています。自分が手を動かすことで、音楽アーティスト本人と共鳴したアイデアを即座に形にでき、熱量を純度高くファンに届けられますし、スピーディーな展開も可能になります。自らが「いちファン」としての視点を持っているからこそ、ファンの方が何を求めているか想像できることも、私の強みかもしれません。社員一人ひとりの個性を、ビジネスの武器として面白がってくれる。そんな懐の深い自由な社風が、私の挑戦を支えてくれています。

今後の目標を教えてください。

自分が立ち上げから関わるボーイズグループで世界へ進出することです。実は学生時代にK-POPに衝撃を受け、大学では韓国へ留学するほどのめり込んでいました。だからこそ「日本発の音楽で世界に挑みたい」という情熱は人一倍強く持っています。目指すのはK-POPの模倣ではなく、日本独自のカルチャーを強みとするグループ。例えば、社内の映像部門と連携してドラマや映画の主題歌を仕掛けたり、社外への営業を通じて日本が世界に誇るアニメ作品とタイアップしたりと、ホリプロならではの総合力があれば、勝ち筋は無数に描けると考えています。現在も、担当しているバンドの世界進出を視野にアニメ主題歌の獲得を狙うなど、着実に種まきを進めています。その種を、いつか世界で大きく花咲かせたい。この夢を実現するために、今後も自分が「面白い」と感じることに本気で向き合い続けていきます。